NHK新朝ドラ『半分、青い』のヒロイン鈴愛(すずめ)の難聴について。

こんにちは、補聴器のカワチの服部です。

4月2日からスタートしたNHK新朝ドラ『半分、青い』は、ヒロインが私と同じ昭和46年生まれで、しかも近県の岐阜県が舞台となっているので、とても親近感がわく楽しみなドラマです。

この『半分、青い』のヒロイン鈴愛(すずめ)は、小学校3年生の時におたふくかぜにより左耳の聴力を失ってしまう(ムンプス難聴)という設定になっています。

ムンプス難聴とは、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の原因のムンプスウイルスが内耳に感染することにより生じる難聴です。おたふくかぜにかかった人100~500人に対して1件の割合で難聴が発症しているといわれています。発症年齢は15歳以下が多く、 なかでも5~9歳に多いそうです。
特徴は以下のとおりです。

・一側性(左右いずれか片側のみ)が多く、まれに両側に発症する
・急性に発症する感音難聴である
・難聴の程度が重度である
・聴力が改善しにくい

ムンプス難聴は、上記のように治療では改善しにくいので補聴器や人口内耳での改善が必要となります。
補聴器による方法としましては、中度程度~高度程度は補聴器の装着により改善する可能性があります。また、高度以上でもクロス(バイクロス)補聴器を利用して改善できる可能性がございます。

以前のブログでもご紹介いたしましたクロス(バイクロス)補聴器につきましてあらためて簡単にご説明いたします。

クロス(バイクロス)補聴器

クロス(バイクロス)補聴器とは、聴こえにくい側の耳に補聴器型の送信機を装着し、反対の聴こえやすい側の耳には補聴器を装着することで、送信機で拾った音を無線通信により瞬時に補聴器に伝え、聴こえにくい側の音が聴こえやすい側の耳で聴こえるようになるシステムです。
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先日ご紹介したときは、ワイデックス製の『WIDEX CROS(クロス)』をご紹介いたしましたが、先月よりPHONAK(フォナック)製のクロス補聴器も取り扱うようになりました。
PHONAK(フォナック)製のクロス補聴器は、耳かけ型補聴器だけでなく耳あな型補聴器もございますので目立たない補聴器がご希望の方にもご対応が可能になりました。

当店では、ただいま、【春のギフトキャンペーン】を実施しております
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ぜひ、この機会に補聴器についてのご相談や試聴体験にお越しくださいませ。