『スマホ難聴』に注意!

こんにちは、補聴器のカワチの服部です。

今回は、『スマホ難聴』についてお話させていただきます。

「wotopi(ウートピ)」という情報サイトに、『「スマホ耳鳴り」に注意! 聴きすぎると難聴に【耳鼻咽喉科専門医に聞く】』(2018年7月16日)という記事が掲載されていました。

簡単に内容を申し上げますと、
イヤホンを使ってスマホで大音量の音楽やゲームをしていると、
『スマホ耳鳴り』が発症し、
悪化すると『スマホ難聴』になってしまうので、
イヤホンを使う必要がある場合は、
耳の穴をふさぐタイプのイヤホンは使わない、
イヤホンを使っても「周囲の会話が聞こえる」、
また外出先では「後ろから自転車が近づいてきたら気づく」程度の音量に調節するようにしましょう。とのことでした。

『スマホ耳鳴り』とは

耳が聴こえにくくなる『スマホ難聴』の前触れで、自覚症状がない、もしくは乏しいことが多いです。
症状は、軽症のうちは、キーンという耳鳴りがする、耳が詰まった感じやじんじんする感覚がある、少し耳が聴こえにくくなるなどです。

『スマホ難聴』とは

「音響外傷」と呼ばれる聴覚障害のひとつで、長い時間、また場合によっては短時間でも、大きな音で音楽を聴き続けることが原因で起こります。
症状は、耳の奥がずんと重い、痛む、耳鳴りがひどい、耳が聴こえにくくなるといった症状が現れます。たいてい、左右どちらかの耳に起こりますが、両方の耳に同時に発症することもあります。また、めまいの症状が出ることもあり、とても辛くなります。

ごく軽症のうちは、しばらく安静にすると治るのですが、ひと晩寝ても改善しない場合は、すぐに耳鼻咽喉科の受診が必要です。
また、耳の違和感が気になる場合はもちろん、一度『スマホ難聴』になれば再発のリスクが高まるので、半年に1度は「聴力検査」を受けたほうがいいでしょう。また、若いときに大音量の音楽を長時間や長期間聴いている人は、加齢とともに難聴のリスクが高くなることがわかっているそうです。将来に向けても注意が必要です。

この『スマホ難聴』は、世界的にも警告されており、2015年2月下旬に、世界保健機関(WHO)が、聴力を守るためにスマートフォン(スマホ)などで音楽を鑑賞する場合は「1日1時間以内」に控えるべきだとする指針を発表しています。
これは、WHOが、音楽などを大音量で長時間聴く習慣のため難聴になる恐れがある若者(12~35歳)は世界で約11億人に上ると指摘。「若者らは聴力をいったん失えば二度と回復しないことを肝に銘じる必要がある」と厳しい指摘から発しています。

私も経験がありますが、イヤホンで聞いているとき、ついつい大きな音にしてしまうことがありますが、注意が必要ですね。