補聴器の機種を決めるために大事なこと!その③価格(ランク)

こんにちは、補聴器のカワチの服部です。

3回目となる今回は、購入される補聴器の機種選択に必要なこととして③価格(ランク)についてご説明させていただきます。

多くの補聴器メーカーは、3~4ランクの価格帯に分けて機能設定しています。
世界6大メーカーに関しては、同じランクであればだいたい価格も同じくらいで性能も同レベルくらいだといえると思います。(ただし、各メーカーごとに特徴や新機能などはそれぞれの独自性があります)
ここでは、ワイデックス補聴器の新商品EVOKE(イヴォーク)シリーズを例に解説させていただきます。

《価格》 (RIC補聴器 片耳あたり)

新商品EVOKE(イヴォーク)シリーズ
最高ランク   56万円
2番目のランク   35万円
3番目のランク   24万円

UNIQUE(ユニーク)』シリーズ(3年前に販売開始)
最高ランク   50万円
2番目のランク   32万円
3番目のランク   22万円
4番目のランク   15万円

『DREAM(ドリーム)』シリーズ(5年前に販売開始)
最高ランク   38万円
2番目のランク   26万円
3番目のランク   19万円
4番目のランク   12万円

《性能》 (新商品EVOKE(イヴォーク)シリーズを参考)

『チャンネル数』(チャンネル数とは、さまざまな機能が働く際に、音の高さをいくつに分割して分析・処理していくかの分割数で、多いほど音の分析・処理の精度が高くなります。)
最高ランク   15
2番目のランク   12
3番目のランク   10

『自動環境適応』(補聴器が自動で周りの環境に合わせた最適な音を出す機能で、クラスが多いほど周りの環境の認識能力が高くなります。)
最高ランク   11クラス
2番目のランク   7クラス
3番目のランク   4クラス

『保証期間』
最高ランク   4年+紛失補償
2番目のランク   2年+紛失補償
3番目のランク   2年

『騒音制御機能』(3番目ランクに搭載されない機能)
最高ランク
・リアルタイムスピーチエンハンサー・・・2番目ランクのスピーチエンハンサーの効果をさらに向上。
・メリハリプログラム・・・周囲の音を抑えて、言葉のみを際立たせるプログラム。
・風雑音減衰・・・風切り音を軽減できる。

2番目ランク
・スピーチエンハンサー・・・個々のユーザーの聴力レベルや聴取環境の変化に対応し、騒音下でも言葉を明瞭にする。

『特殊機能』(3番目ランクに搭載されない機能)
最高ランク
・高音域強調・・・高い音を強調し、音楽や自然の音をゆたかにする。
・デジタルピナ・・・音のする方向の特定を容易にする。(耳あな型には非搭載)
・電話プラス・・・電話の時に相手の声を両耳の補聴器で聴くことが出来る。(両耳装用時のみ)
2番目ランク
・デジタルピナ・・・音のする方向の特定を容易にする。(耳あな型には非搭載)
・電話プラス・・・電話の時に相手の声を両耳の補聴器で聴くことが出来る。(両耳装用時のみ)

上記のように高いランクになるほど、快適性や機能性や保証内容などが良くなっています。
しかし、高い補聴器になるほど性能は良いのですが、使用される方の聴力レベル、使用環境、用途、ご趣味などにより、必ずしも最高ランクが一番向いているとは限りません。
また、旧モデルにはランクは高くてもお値打ちになっている場合がございます。
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