難聴に気づいてから補聴器を購入するまでに4~6年かかっている!?

こんにちは、補聴器のカワチの服部です。

今回は、昨年末に公表された補聴器に関する詳細な統計データ『Japan Trak2018』をもとに気になった内容をご紹介させていただきます。

まず、『Japan Trak 2018』とは、2012年より3年に1度、日本国内において、難聴や補聴器についてどのように考えられいるか、補聴器の使用状況はどうかなどについて大規模な実態調査をおこない分析された統計データです。
前回の『Japan Trak 2015』についてはこちらクリックしてください。

 

補聴器が必要であると感じた年齢は・・・70歳くらい

下図の円グラフは補聴器を必要だと感じはじめた時期のアンケートで、75歳~84歳が一番多く35%、次いで65歳~74歳の23%となっており、半数以上の方が65歳~84歳で補聴器を必要と考え始めているようです。

日本人の補聴器所有率は先進国の中でとても低い!

下図の棒グラフは日本の人口における難聴者(自己申告)の比率と補聴器の所有率です。
日本の難聴者率は11.3%で、英国、フランス各10%、米国11%、ドイツ12%と各国とも大差はありません。しかし、補聴器を持っている人の割合は、日本の14.4%に対し米国30%、ドイツ37%、フランス41%、英国48%と欧米と大きく下回っています

難聴に気づいてから補聴器を購入するまでに4~6年かかっている!?

下記データによると日本では難聴に気づいてから補聴器を購入するまでにかかる年数は、4~6年が一番多く、次に2年となっています。欧米では、2~3年が一番多いそうです。
この状況は、海外に比べ日本においては「聴力が低下したり、難聴になったりしたら補聴器をつけるのは当たり前」という考え方が一般的になっていない、補聴器をつけることが恥ずかしいと感じる方が多い、補聴器に対する公的補助の適応が少ないなどにより、上記のように所有率が低いことが原因と言われています。

もっと早く補聴器を使用していればよかったと思っている!

では、補聴器を所有している方が、実際に補聴器を使用しどのように感じていらっしゃるのでしょうか?

半数以上の方が、もっと早くから補聴器を使用していればよかったと思っているようです。
理由は、補聴器を使用することで、より快適な社会生活や、安定した精神状態を得られ、日常生活が充実したものになったと実感されているからなどです。

「最近チョット聞こえづらいことがあるな」と思うことがありましたら、ぜひ、当店に補聴器の試聴にお越しくださいませ。
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