洋画『ワンダーストラック』は聴覚障害を持った『ミリセント・シモンズ』さんが出演!ぜひ見たい!

こんにちは、補聴器のカワチの服部です。

今回は、映画をご紹介いたします。

今年の4月6日から上映されている『ワンダーストラック』という洋画です。
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昨年のカンヌ国際映画祭で話題になった作品で、内容は、ふたつの時代(1927年と1977年)を背景に、各々の時代に、大切な人を探すためにニューヨークへと旅立った少年と少女は、不思議な運命に導かれてアメリカ自然史博物館に迷い込む。勇気を出して外の世界へと飛び出したふたりを待っていたのは、行く先々で次々と現れる“驚きと幸せの一撃=ワンダーストラック”だった──。・・・だそうです。
すみません。愛知県での上映がないものですから本作品を拝見していません。DVDが出たら見たいと思います。

では、なぜこの洋画をご紹介したかといいますと、この映画のとても重要な登場人物に”ローズ”という生まれた時から耳の聞こえない少女が登場します。このローズ役を演じているのがこの作品が初出演となる「ミリセント・シモンズ」さんです。

WonderStruck

彼女は役柄と同様に、自身も聴覚障害を持っており、通常ハリウッドでは障害を持った俳優が大衆映画に出演するという例があまり無く、障害者の役も健常者が演じることがほとんどの中、この映画は「ミリセント・シモンズ」さんだけでなく、サイレントで描く1927年のパートに登場するキャストの多くにろう者の俳優を起用。障害をものとものしない役者たちの演技も見所の一つとなっているそうです。

「ミリセント・シモンズ」さんは、『ワンダーストラック』のあと『A Quiet Place』というホラー映画にも出演をされているそうです。怪物から逃げるのに手話がほとんどのシーンを占めているこの映画で、フォナックの補聴器(フォナックのクリニカルトレーナー Brandyさんが指導)と同じソノヴァグループであるアドバンスバイオニクス社の人工内耳(AB社のクリニカルトレーナー、Rachelさんが指導)が撮影に協力していたそうです。