補聴器とは

補聴器とは普通の大きさの声で話される会話が聴き取りにくくなったときに聴き取りを良くする為に使用する管理医療機器です。 耳は、いわば社会と自分とをつなぐコミュニケーションツールです。人は、聞こえにくくなると、自信をなくしたり、消極的になってしまいます。一度落ちてしまった聴力を完全に取り戻すことはできませんが補聴器を使うことで、今よりも聴こえるようにすることはできます。聴こえを取り戻すことは本来の自分を取り戻すことにもなります。

補聴器の種類

最近は補聴器のデザインもどんどん洗練されてきています。指先に乗るほどの小さなものからカラフルできれいなものまで、さまざまな色や形の製品があります。さりげなくつけるもよし、ファッション感覚でおしゃれにつけるもよし。あなたの個性に合わせ、補聴器を自由に身につけてください。さあ、あなたならどれを選びますか。

補聴器の形

  • 耳あな型/CIC

    • 軽度
    • 中度
    CICは「Completely In the Canal(完全に耳あなに入る)」の略です。極小サイズなので外から見えにくく、帽子も併用できます。電話もかけやすい大きさです。また、より自然に聞こえるため、風切り音や装用時の違和感も軽減することができます。
  • 耳あな型/カナル

    • 軽度
    • 中度
    • 高度
    種類が豊富で、適応範囲も広い補聴器です。小さいのであまり目立たず、安定感があります。CICより操作がしやすいのも特徴です。
  • ミニ耳かけ型

    • 軽度
    • 中度
    従来の耳かけ形よりも小さく、目立ちにくいタイプです。オープンフィットタイプなど、装用方法が選べます。
  • 耳かけ型

    • 軽度
    • 中度
    • 高度
    広範囲の聴力レベルに適応しており、操作がしやすいうえに種類も豊富です。
  • ハイパワー耳かけ型

    • 高度
    • 重度
    ハイパワーの補聴器のため、高度や重度の方にもご利用いただけます
  • オープンフィット耳かけ型

    • 中度
    • 高度
    従来の補聴器と違い耳あなを塞がずにつけることができるため、閉塞感がありません。ご自身の声がすっきりと自然に聞こえ、まるで補聴器をつけていないかのような快適さがあります。
  • ポケット型

    • 軽度
    • 中度
    • 高度
    • 重度
    力強いパワーと豊富な音量感。イヤホンで聞くタイプ。スイッチ操作やボリューム調整が簡単です。

聴力レベル

軽度

聴力レベル

30~50dBの軽度の方
中度

聴力レベル

50~70dBの中度の方
高度

聴力レベル

70~90dBの高度の方
重度

聴力レベル

90dB以上の重度の方

補聴器の価格

~5万円

簡易型補聴器です。軽度な方がご利用されます。
補聴器ですが簡易型なのでトリマーというダイヤル式の調整器だけで微調整するものが多いです。 1万円台などは集音器の場合もあります。
  • 集音器
  • 既製耳あな型軽度難聴用アナログ補聴器
  • 軽中度用ポケット型アナログ補聴器 など

5万円~10万円

お手頃な価格で、軽度の方におすすめ

チャンネル数 1~3程度

簡易的に調整できるデジタル補聴器や高出力のアナログ補聴器などがあります。
  • 既製耳あな型デジタル補聴器
  • 耳かけ型アナログ補聴器
  • 簡易調整タイプ耳かけ型デジタル補聴器
  • ポケット型デジタル補聴器
  • 高出力ポケット型補聴器 など

10万円~20万円

種類が豊富な価格帯です。

チャンネル数 3~10程度

お手頃な価格で、聴力に応じた調整が出来るデジタル補聴器。 形状、サイズも数多くあり選ぶことができます。耳かけ型は高出力タイプなどもあります。

20万円~30万円

高機能、高品質で様々な方におすすめ

チャンネル数 5~16程度

中位クラスのデジタル補聴器。 騒音制御などの機能も高く、調整できる機能が多くコストパフォーマンスが高い。 当店で一番購入者が多い価格帯です。

30万円~

さらに高機能な補聴器をお求めの方におすすめ

チャンネル数 9~20程度

最高レベルの機種。最新のテクノロジーを駆使し、最適な聞こえ具合を実現しやすい補聴器です。
チャンネル数とは
補聴器性能のめやす。チャンネル数が多いほど細かい調整が可能で、聴力に対してより細かくフィットさせることができます。また、騒音抑制機能の性能にも関係します。