補聴器のおかげで趣味をエンジョイ!

こんにちは、補聴器のカワチの服部です。

今回は、先日わたしが担当させていただいたW様のお話をさせていただきます。

W様は、1年半くらい前に転んで足を痛めてから、杖をついて歩かなければならなくなってしまいました。当店にはタクシーで来られるのですが、とてもお元気で活動的な方で、趣味は詩吟。豊かな声量でいらっしゃいます。
補聴器を購入しようと思ったきっかけは、詩吟の先生に『聞こえていないから調子がくるっているの。補聴器を買って直しなさい。』といわれた事だったそうです。W様の聞こえ具合は、右は軽度~中度程度、左は中度~高度程度。小さめの声や普通くらいの声の大きさでは15~30%程度の理解力でしたが、大きめの声での理解度は80%ほどもあり、補聴器をつけると話の内容がとてもよくわかるようになったとおしゃってました。

補聴器のお陰で先生の説明がよくわかった!

補聴器を購入された2週間後に詩吟の教室に補聴器をつけていかれたとき、先生の言っている事が良くわかり、自信を持って練習していると『教えたとおりに凄くよくなった』と詩吟の先生にとても褒められたそうです。しかし、その翌週は、うっかり電池が無くなっているのを気付かずに、電池が切れた状態で補聴器をつけていたため、あまり先生の言っている事がわからなかったので、先生に『この間はよかったのに補聴器のスイッチ切れてるんじゃない』としかられてしまったそうです。
その後は、補聴器の調整とともに聴き取りもさらによくなり、電池の交換もきちんと出来るようになり、とても良好に使用されているそうです。

当初、わたしは詩吟のお稽古時は、大きく張り上げた声が大きく聴こえすぎてしまい上手く使えないのではないかと懸念し、リモコンで<先生の指示を聞くときのプログラム>と<発声する時のプログラム>を切替えることをオススメしたが、案外使ってみるとW様は大きな声をだしても自声がうるさく感じなかったそうでマスタープログラム(基本のプログラム)だけで十分だったそうです。

先日、W様が3回目の調整に来られた時、詩吟の教科書を持ってきてくださいました。初めて見た詩吟の内容は、はるか昔に国語の授業でならった漢詩に、波線のような記号がいっぱいついていました。節のまわし方をあらわしている音符のような役割をしているものだそうですが、似たような記号がいっぱいあり難しそうでしたが、楽しそうに説明してくださるW様の表情を見ていて、お役に立てて良かったと私もうれしくなりました。