補聴器の性能についての解説(チャンネル数)

こんにちは、補聴器のカワチの服部です。

今回は、シグニア補聴器さんのブログでとてもわかりやすい記事がありましたのでご紹介いたします。
https://www.signia.net/ja-jp/blog/local/ja-jp/hearing-aid-channel/

内容は、補聴器の性能、価格にとても影響があり、なかなか理解しづらいチャンネル数についてです。
シグニア補聴器さんのブログ記事は、チャンネル数と補聴器性能の関係を具体的にイメージしやすい表現で説明されています。そのまま、引用いたしましたのでご覧くださいませ。

音の周波数と加齢性難聴

補聴器の「チャンネル」を理解するために、まず聞こえと音の周波数について説明します。

音は空気の振動によって発生します。その振動の速さ(1秒間に振動する回数)を数値で表したものが周波数[Hz](ヘルツ)です。振動がゆっくりな場合、つまり数値が小さい場合は、人間の耳には低い音として聞こえます。振動が速くて数値が大きい時は、高い音として聞こえます。人間の耳で聞くことができるのは、一般に20Hz~20,000Hzの音だと言われています。

人間が聞こえる音の範囲は、様々な理由で変化します。加齢もその一つ。加齢とともに、聞こえる周波数の範囲(可聴域)が狭くなります。加齢性難聴の特徴は、高い音から聞こえなくなっていくというもの。低い音はある程度聞こえていても、小鳥のさえずりや時計の秒針の音などの「高くて小さい音」が聞こえにくくなる場合が多いのです。

「高くて小さい音」には子音も含まれます。例えば「ふ」という音はFとUという音からできていますが、このFは「高くて小さい音」なので、聞き取れなかったり、別の音と聞き間違えてしまうことがあります。例えば「ふき(FUKI)」という言葉を、「うき(UKI)」や「つき(TSUKI)」と聞き間違えてしまう、というものです。「(山菜の)フキを採ってきたよ!」と言われて、「え?月を取ってきたの??どうやって???」なんて聞き間違えてしまうこともあるかもしれません。 

音の周波数と聴力の関係についてはこちら

補聴器の役割

補聴器は、難聴によって聞こえにくくなった音を、再び聞こえるように大きくします。
最近のデジタル補聴器は、マイクに入ってきた音を高さ(周波数)ごとに分割します。そして分割されたブロックごとに、別々に処理を行います。聞こえづらい高い音のブロックの音は大きくして、雑音が多く含まれるブロックの音は小さくして、十分に聞こえている低い音のブロックはそのままの大きさで…。最後にそれぞれのブロックをくっつけて、あなたの耳に届けるのです。

この「音を分けたブロック」のことを「チャンネル」と呼び、「音をいくつのブロックに分けているか」を表しているのが「チャンネル数」なのです。チャンネル数が多いほど音を細かく分けて処理するので、音のひずみが小さく、雑音を抑え、より静かで自然な音になります。

チャンネルが多いほど、性能がいい?

チャンネル数が多いほど、より自然な音になる。これは、デジタルカメラで撮った写真の「解像度」をイメージすると理解しやすいかもしれません。

パソコンやスマートフォンで写真を大きく拡大してみたことがありませんか?写真は多くの小さなブロックで作られていて、マス目が多いほうがその写真がきれいにみえて、逆に少ないと粗くなります。
音の処理も同じで、チャンネル数が多いほど、きめ細かく音を処理することができます。だから「チャンネル数が多い→自然な音」になります。また、ブロックが多い分、素早く正確に処理する能力が必要ですので、「チャンネル数が多い→性能が高い」ということにもなります。