こんにちは、補聴器のカワチの服部です。
今回は、補聴器をより長持ちさせる秘訣をご紹介いたします。
補聴器を普通に使っているのに故障してしまうのはナゼ?
1.湿気により内部の部品が傷んでしまう。
2.補聴器の音道部(音が出るところ)が詰まってしまう。
大半の故障はこの2つが原因です。つまり、この2つを解決することで補聴器が長持ちします。そして、解決方法はいずれも日常のお掃除とお手入れです。
1.湿気により内部の部品が傷んでしまう。
補聴器は、精密機械ですので湿気がとても嫌いです。最近の補聴器は「ナノコーティング」により、以前に比べかなり湿気に強くなりましたが、それでも湿気による故障が当店でも一番多いケースです。
よくある湿気の原因
・汗
・使用環境(お風呂、厨房)
・結露
・耳ダレ
※購入されて1年くらいは、湿気により音が出なくなっても、風通しのいい場所に置いておいたり、お店でクリーニング(真空乾燥)をすると直ることがありますが、中の部品は少しづつ傷んでしまいます。その蓄積により補聴器の寿命を縮める結果につながります。
2.補聴器の音道部(音が出るところ)が詰まってしまう。
音道部が詰まってしまう主因は耳垢によるものです。
この耳垢による詰まりは補聴器のメンテナンス(お掃除や消耗品の適時交換)でほとんど解決できます。
ここで1つ注意することがあります。耳垢を少なくするために耳掃除をきれいにするのが良いと考えていらっしゃる方がみえますが、間違った耳掃除はかえって耳垢を多くしたり、耳の中を傷つけ炎症になったりします。
正しい耳掃除の仕方は、週に1回程度、湿らせた綿棒で耳の穴から1センチ程度をそっとぬぐえば十分だそうです(『週刊ポスト』2017.4.7号より)。他に耳垢や耳掃除についてわかりやすく説明されているサイトがありましたのでご紹介させていただきます。
http://www.kamimura-jibika.or.jp/topics/topic_3-2.html
(かみむら耳鼻咽喉科さまのホームページより)
http://www.gohongi-beauty.jp/blog/?p=14078
(五本木クリニックさまの院長ブログより)
補聴器のお掃除とお手入れ!
補聴器のお掃除とお手入れについて補聴器のタイプ別に説明しているサイトがありますのでご紹介いたします。
http://www.widexjp.co.jp/ha_choice/consider/care.html
(ワイデックスさまホームページより)
補聴器のお掃除と乾燥は毎日おこなってください。
面倒なお掃除とお手入れを簡単にできる便利グッズをご紹介いたします。
【補聴器専用の掃除ブラシ】 259円
このブラシはケース型になっていて、フタがブラシになっています。ブラシは「剣山(ケンザン)」のように上向にして使用します。
使い方は、ケースのフタをはずし、内側のブラシを上にして机の上において、音の出るところをブラシで軽くこするだけです。
お掃除後はそのままの状態でケースを上からかぶせるようにのせ、フタごとひっくり返すと、ケースに汚れが落ちるので片付けも簡単です。
しかも、夜光塗料が塗ってあるので夜暗い所でもどこにあるか気づくことが出来ます。
【DRY-GO UV(ドライゴーユーブイ)】 10,800円
この商品は簡単な操作だけで、補聴器の強力乾燥と、紫外線殺菌をおこなう補聴器用乾燥機です。
使い方は、ドライゴーユーブイを使いやすい場所に設置し、夜、補聴器をお掃除したあと、ドライゴーユーブイの中に補聴器を入れスイッチを押し、フタを閉めるだけ!自動で温風乾燥と紫外線殺菌をしてくれます(4時間)。しかも、4時間後には自動的に電源も消えるのでとても安全です。また、乾燥材などの消耗品も無いのがうれしいところです。
毎日面倒な補聴器のお掃除やお手入れも便利グッズを使うことでとても簡単になります。
また、年に1回はメーカーでのオーバーホールをすることでよりよいコンディションで補聴器をお使いいただけます。