『認定補聴器技能者』について

こんにちは、補聴器のカワチの服部です。

昨日、『認定補聴器技能者』の講習会に参加してきました。
200名ほどの参加者はみな真剣に講習を受けていました。

補聴器は、その販売にさいして「聴力測定」や「耳型採取」など医療類似行為をおこなう必要があります。

現状、補聴器はさきの改正薬事法により「管理医療機器」に分類されました。「管理医療機器」の補聴器を販売する為には、都道府県への届け出と基礎講習の受けることでできます。

つまり、補聴器は資格がなくても販売でき、資格がない販売員でも医療類似行為がおこなえます。

昨年の福祉医療委員会報告の『補聴器販売に関する医療行為に関する見解』において、「補聴器販売店では認定補聴器技能者が行うことが妥当である認定補聴器技能者以外の無資格者が耳型採取を行うことは不適切であると考える。」などの内容が記載されています。

『認定補聴器技能者』とは

補聴器の販売や調整などに携わる人に対し、公益財団法人テクノエイド協会が、厳しい条件のもと、基準以上の知識や技能を持つことを認定して付与する資格であるので、販売店や販売員を選ぶうえでひとつの判断基準になると思います。
今日現在の登録者数は3482人です。

『認定補聴器技能者』になるためには最短でも4年必要です。また、その期間に多くの講習会を受け、知識と技術を習得しなければなりません。その内容は広範囲で、補聴器の調整や聞こえに関する知識だけでなく、医学、音響学から心理学、歴史・文化・法律にまで及びます。
また、資格取得後も5年ごとの更新制度で、その期間内に7科目(法規、臨床医学、障害者福祉・リハビリテーション、補聴器の機能・音響、フィッティング、接遇、音声・言語)の講習を受ける必要があります。

ただいま当店では『補聴器相談会』(~6月30日)を実施いています。
当店は3名の『認定補聴器技能者』が在籍しており、いつも『認定補聴器技能者』が応対させていただくことが出来ますので安心してご相談にお越しくださいませ。