突発性難聴と補聴器

補聴器のカワチの服部です。

先日、『KinKi Kidsの堂本剛さんが突発性難聴で入院され今月4日に退院された。』というニュースを目にしました。まだ完治ではなく通院による治療が必要とのことでお大事にしてください。
芸能人の方で突発性難聴になられた方をしらべてみると結構いらっしゃるようで、浜崎あゆみさん坂本龍一さんスガシカオさん相田翔子さん・・・その他にもたくさんいらっしゃいました。

今週号の『週刊現代』に【「耳鳴り」「難聴」「めまい」】の記事があり、そちらに突発性難聴についても説明されていました。
記事によると、『突発性難聴の原因には2つの説があり、ひとつは血液の巡りが悪くなっていること、もうひとつはウイルス感染説です。また、発症する人の背景をみると、必ずストレスを抱えていたり、寝不足、疲れなど、無理な生活をしていて、自律神経が不安定になり、免疫力が落ちることで発症すると考えられており、規則正しい生活を送っている人には絶対怒らない病気です。』と書いてありました。
また、突発性難聴は『治療をしても必ず治るとは限らず「3分の1セオリー」いわれる、3分の1は元に戻るけど3分の1は全く治らない、残りの3分の1はその中間』だそうです。
そして、『もっとも大切なのは早期発見、早期治療!異変を感じてから48時間以内、遅くとも2週間以内に診療を受けることで完治する確率が大きく変わる』そうです。

《突発性難聴と補聴器》

突発性難聴になられた方に補聴器が有効かどうか?ですが、聴力を元に戻すことは出来ませんが音を補うことで聴取能力が向上する可能性はあります。
突発性難聴の治療後、聴力が固定した段階で軽~中程度の難聴であった場合は通常の補聴器で対応できる場合が多く、症状が重く重度の失調になってしまった場合は以前にご紹介した【クロス(バイクロス)補聴器システム】が有効な場合が考えられます。突発性難聴の特徴として片方の耳のみに症状が出る方が大半で、もう片方の耳が良い聴こえ、もしくは補聴器により良い聴こえになる場合は【クロス(バイクロス)補聴器システム】が適用できると思われます。

難聴が進行してしまった方は、身体障害者手帳が交付される可能性があります。補聴器を購入されるさいに補助金が出るので申請をされるとよろしいかと思います。
【自立支援法による補聴器の交付制度】に関する説明はこちら